管理栄養士・栄養士ができる在宅ワーク7選!種類・探し方も解説

管理栄養士・栄養士の経験を活かしてできる在宅ワークってあるのかな?

毎日の通勤と立ち仕事がつらい。管理栄養士の資格を活かして、家で働けないかな…
といった悩みを抱えている方も多いはずです。
実は、管理栄養士・栄養士だからこそできる在宅ワークはいくつもあるため、知っているか知らないかで今後の働き方が大きく変わります。
ひろし先生わたし自身、年間300名以上の栄養指導をオンラインでおこなっており、ほとんどが在宅ワークです。
そこで本記事では、栄養業界に10年近くいる経験から、管理栄養士・栄養士が在宅ワークでできる仕事の全体像や、働き方を変えて収入を伸ばすための方法を解説します。
管理栄養士・栄養士の経験を活かせる在宅ワークを探している方は、ぜひ最後までご覧ください。

監修者:栄養先生ひろし
◾️栄養系YouTubeチャンネル日本No.1のチャンネル登録者数
◾️受講生総勢300名の食事改善プログラムを運営
◾️年間300名以上の栄養指導も実施
◾️サプリメント開発、法人の指導研修なども活動は多岐
◾️日本脂質栄養学会所属
◾️臨床分子栄養医学研究所
◾️年間論文1000本読む
◾️細胞栄養カウンセラー
◾️予防医学マイスター
◾️オリーブオイルソムリエ
◾️臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー
◾️パーソナルトレーナー

管理栄養士・栄養士の在宅ワーク3種類

管理栄養士の在宅ワークは、大きく3種類に分かれます。
- 雇われて働く(在宅勤務の求人)
- 案件をもらう形(業務委託)
- 自分でお客様を持つ形
多くの方は雇われて働く形式だけを思い浮かべて探し始めます。ですが実際には業務委託や自分でお客様を持つ働き方のほうが選択肢は広くなります。
どれを選ぶかで、働き方も収入の上限も変わるので、まずは働き方の特徴を順番に見ていきましょう。
在宅勤務OKの求人(雇用)
会社に雇われたまま、勤務地が自宅になる働き方です。
実際に在宅勤務可の求人が出ている職種には、次のようなものがあります。
- 特定保健指導の受託会社
- 健康アプリ・ヘルスケア企業
- 食品メーカーの商品開発サポート
- オンライン栄養相談サービス
収入が安定し、社会保険もそのままで、未経験でも研修があるのがメリットです。
ひろし先生ただしデメリットは、件数の少なさです。
管理栄養士の求人を見ると、在宅可の求人はごく一部になり、地域を限定するとさらに減ります。
また「在宅勤務可」と書かれていても、フルリモートとは限りません。週1〜2日だけ在宅というケースも多くあります。
業務委託で案件をもらう形
会社に所属せず、案件ごとに契約して受ける働き方です。具体的には、献立作成、レシピ開発、記事執筆・監修、特定保健指導などがあります。
ひろし先生働く時間も量も自分で決められ、未経験・ブランクありでも請け負えるのがメリットです。
一方で収入は安定せず、単価は自分の交渉次第になるだけでなく、雇われてはいないけれど、仕事を発注してくれる相手探しが必要という点が大きなデメリットです。
自分でお客様を持つ形
案件をもらうのではなく、自分でお客様と出会って直接サービスを届ける形です。オンラインの栄養カウンセリングや、オンライン講座が該当します。
ひろし先生業務委託と同じく雇われない働き方ですが、収入の決まり方が違います。
業務委託は受けられる件数で上限が決まりますが、自分でお客様を持つ場合は、単価と人数を自分で決められます。
もちろん、発信でお客様と出会う仕組みを作るまでの時間はかかりますが、中長期的に理想的な形で働けるのは、自分でお客様を持つ形式です。
どれを選ぶかで「収入の上限」が変わる
3つを収入の面から並べると、次のようになります。
- 雇われて働く:収入は安定するが、上限は給与テーブルで決まる
- 案件をもらう形:単価は自分で決められるが、受けられる件数で頭打ちになる
- 自分でお客様を持つ形:上限がない
安定と上限は、引き換えの関係にあります。
では、なぜ業務委託は頭打ちになるのでしょうか。その理由は記事の後半でくわしく解説します。
管理栄養士・栄養士ができる在宅ワーク7選

ここからは、実際に在宅でできる仕事を7つ紹介します。
上から順に、作業を受ける仕事から自分のサービスを持つ仕事へと並べています。
- 献立作成:1日分300〜1,000円程度/未経験可
- レシピ開発:1本数百円〜数万円/未経験可
- 記事執筆・コンテンツ監修:1記事3,000〜5,000円から/監修は資格が有利
- 特定保健指導:1件2,000〜6,000円/資格必須
- セミナー講師・オンライン料理教室:1回1万円〜5万円/経験者向け
- SNS発信・料理動画の配信:即金性は低いが集客基盤になる
- 栄養カウンセラー:年収500万円から1500万円/未経験OK
献立作成
施設や企業、レシピサイト向けに献立を組む仕事です。
単価は1日分で300〜1,000円程度になります。資格が最も素直に活きる定番の仕事で、まず1件受けてみたい方に向いています。
ひろし先生ただし単価が決まっているため、数をこなす前提の仕事になる点は正直にお伝えしておきます。
レシピ開発
企業やメディア向けに、条件に合わせたレシピを考案します。
クラウドソーシングでは1本数百円から、企業との直接契約なら数千円から数万円です。同じ作業でも、受注元によって10倍以上変わるケースもあります。
ひろし先生料理が得意な方に向いていて、撮影までできると単価がさらに上がります。
記事執筆・コンテンツ監修
健康・栄養系メディアの記事を書く、または内容を確認して監修者として名前を載せる仕事です。
単価は1記事3,000〜5,000円が平均的で、月額固定の契約になるケースもあります。
ひろし先生資格があると「監修」で単価が上がりやすく、無資格では受けにくい数少ない仕事のひとつです。ただし名前を載せる以上、エビデンスにもとづいて確認する必要があります。
文章を見て・書くのが苦でない方、コツコツ積み上げたい方に向いています。
特定保健指導
健診結果をもとに、対象者へオンラインで面談・継続支援を行います。単価は1件2,000〜6,000円ほどです。
委託会社に登録して案件を受ける形が中心で、在宅や土日対応の案件もあります。
ひろし先生資格が直接的に活きる仕事のひとつで、現場での指導経験がある方、決まった時間に働きたい方に向いています。
セミナー講師・オンライン料理教室
企業の健康研修、自治体の食育イベント、オンラインの料理教室で講師を務めます。単価は1回1万円〜5万円ほどです。
金額そのものより、登壇した実績が次の仕事につながる信頼になる点が大きいと感じています。
ひろし先生人前で話すのが苦でない方、対面の指導経験がある方に向いています。
SNS発信・料理動画の配信
InstagramやYouTubeで、栄養やレシピの情報を発信する仕事です。
ひろし先生わたし自身、ゼロから発信を始めて登録者21万人まで積み上げてきました。
ひろし先生その経験からお伝えすると、広告収益はあまり当てにしないほうがいいです。
登録者21万人でも、広告収益は新卒社員の月収ほどで、登録者数のわりに大きくありませんし、再現性も低い世界です。
ただし発信そのものには、はっきりした価値があります。フォロワーが資産になり、ほかの在宅ワークすべての集客基盤になるからです。
SNS発信・料理動画の配信は、次の栄養カウンセラーに活きるので、続けて一読ください。
栄養カウンセラー
自分でお客様を持ち、オンラインで食事や健康の相談に応じる働き方です。
単価は3〜6ヶ月のマンツーマンサポートを、買い切りで20万〜50万円で提供します。1人のお客様とご成約いただくだけで、最低でも20万円です。
ひろし先生栄養カウンセラーが7つのなかで唯一、収入に上限がない仕事です。管理栄養士・栄養士の経験がそのまま活かせて、在宅ワークで完結できます。
これまでの経験を活かして在宅ワークで働きたい方にこそ向いています。
「栄養カウンセラーについて詳しく知りたい」という方は、以下の記事をご覧ください。

管理栄養士・栄養士の在宅ワークを探す3つの方法

ここからは、管理栄養士・栄養士ができる在宅ワークを探す方法を紹介します。
栄養士特化の求人サイトで在宅可の求人を探す
レバウェル栄養士やマイナビコメディカルなどの求人媒体で、「在宅」「リモート」「テレワーク」といった条件で検索します。

(参照元:レバウェル栄養士)
正直にお伝えすると、件数は多くありません。
勤務地や雇用形態まで絞り込むとゼロ件になってしまう可能性もあるので、条件は少し緩めて探すのがコツです。
クラウドソーシングで案件を受ける
クラウドワークスやランサーズなどを使う方法です。最も始めやすい一方で、単価が最も下がりやすい媒体でもあります。
なぜなら、クラウドソーシングには振り込み手数料がかかるからです。5,000円で受注したとしても、振り込み時に4,000円前後になっているケースもあります。
ひろし先生もし活用する際は、権威性を高めるために、プロフィールに保有資格と得意分野を明記するだけで、受注率は高くなります。
自分の名前で直接依頼を受ける(個人で仕事を始める)
求人サイトやクラウドソーシングを使わず、SNSや知人経由で、企業や個人から自分の名前で直接依頼を受ける形式です。
仲介する会社がないため、報酬がそのまま受け取れて、単価も高くなります。
わたし自身も、発信を見た方から直接依頼が来るようになって、会社で働いてるときよりも収入が20倍以上と伸び方が明らかに変わりました。

じゃあ、有名にならないとできないのかな?
ひろし先生結論、YouTubeだと100再生、Instagramだと数十フォロワーレベルでも月に1〜3名の高単価サポート依頼が届きます。
管理栄養士・栄養士ができる在宅ワークでは、働き方を知っているか知っていないかで、収入も自由度も大きく異なります。
現役栄養カウンセラーの本音|在宅ワークの考え方

ひろし先生ここでは、わたしが年間300名以上の方に栄養指導する経験、10年以上業界にいる中でわかった在宅ワークの本音をお伝えします。
考え方1:在宅ワークは「時給」で選ぶと消耗する
献立作成1日分500円の案件に1時間かければ、時給は500円です。記事監修3,000円の案件でも、調べものに3時間かければ時給1,000円です。
本記事で紹介している在宅ワークのほとんどは、時給換算すると収入が低いと感じますが、あなたの選び方が悪いわけではありません。作業単位の仕事は、単価が決まっているというだけです。
ひろし先生だからこそお伝えしたい考え方があります。
在宅ワークを「時間あたりいくらか」で選ぶと、低単価の仕事を数でこなす方向にしか進めません。
見るべきは時給ではなく、その仕事が将来的に信頼として積み上がるかどうかです。
考え方2:収入の上限を決めるのは、雇用形態ではなく仕事の受け方
収入は「単価×こなせる件数」で決まります。そして件数の上限は、1日に使える時間で決まります。
とくに副業や育児と両立したい方ほど、使える時間は短くなるはずです。頭打ちが来るのも、その分だけ早くなります。
ここで気をつけてほしい点があります。
ひろし先生「業務委託だから頭打ち」ではありません。「案件をもらう形だから頭打ち」なのです。
業務委託も、雇われない働き方のひとつですが、雇用の有無を理由にすると、話がずれてしまいます。
頭打ちの本当の原因は、仕事を自分で作っていないことです。
ではどうするのか、以下でお伝えします。
考え方3:在宅で収入を伸ばす人は「自分のサービス」を持っている
在宅で収入を伸ばしている方に共通しているのは、作業を受ける側から、自分のサービスを提供する側になっているときです。
例えば、3〜6ヶ月のマンツーマンサポートを20万円で提供したら、2人で40万円の収入です。時給の話から抜け出せるのは、自分のサービスに切り替えたときだけです。

だけど、いきなり自分でサービスを提供するって難しそう
ひろし先生実は、管理栄養士や栄養士の資格がある方は、立ち位置を変えるだけで、希少性が高くなり、サービスが提供できるんです。
たとえば、管理栄養士や栄養士たちが在籍する環境にいれば、埋もれてしまいます。しかし、YouTubeやInstagramなど、立ち位置を変えるだけで、あなた自身の希少性は高騰します。
だからこそ、YouTubeで数万再生されなくても、Instagramで1万人以上いなくても問題ありません。
活動する場所を少しずらすだけで、発信始めたばかりでも稼げるようになっていきます。
【目的別】管理栄養士・栄養士の在宅ワーク始め方

ここからは、どのくらいの収入を目指したいのかによって変わる、在宅ワークの始め方を解説します。
スキマ時間で月1〜3万円を目指す人
まずは、本業や育児のスキマ時間で、収入を増やしたい方に合った選び方です。
選ぶのは、記事監修・献立作成・レシピ開発などの組み合わせです。
在宅を本業にして月10万円以上を目指す人
在宅を本業にして生活していきたい方は、特定保健指導などの指導系とSNS発信を組み合わせます。
特定保健指導1件2,000〜6,000円を月20〜30件受ければ、月5〜15万円です。
ひろし先生ただし、請負う形式での仕事は、1日に面談できる数は決まっているため上限がすぐにきます。
そのため、件数を増やす努力と並行して、単価を上げる設計を進める工夫が大事です。
場所と時間の自由を得たい人
働く時間も収入も自分で決めたい方は、オンラインの栄養カウンセラーが選択肢です。
ひろし先生先ほど、立ち位置を変えると希少性が高くなるという話をしましたが、わたし自身の実体験でもあります。
わたしは管理栄養士や栄養士として働いた経験がありません。しかし、栄養業界で働いた経験をもとに、場所を変えただけです。
その結果、年間300名以上を指導する栄養カウンセラーとして働いています。
東大生が東大で勉強していれば、学年順位は低くなるかもしれませんが、東大生が日東駒専の試験を受ければ、学年順位はトップレベルになる可能性が高いはずです。
ひろし先生在宅オンライン栄養カウンセラーは日東駒専ほどの難易度なので、すでに東大レベルにいるあなたが働く場所を変えれば結果がでる可能性は高くなります。
管理栄養士や栄養士の資格を活かして、在宅ワークをしたい方は、栄養カウンセラーを目指してみてはいかがでしょうか。
管理栄養士の在宅ワークは、働く場所より「収入の作り方」で決まる

ここまで読んで、在宅の求人を探すだけでは足りないと感じた方も多いのではないでしょうか。
ひろし先生想像しづらいかもしれませんが、在宅で働けるかどうかより、在宅でどう収入をつくるかのほうが大事です。
そして栄養の知識と資格は、すでに持っているので、あとは稼ぐ仕組みだけです。
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時間も場所も気にせず、いままで学んだことを活用しながら在宅ワークができるので、ぜひ受け取ってください。
管理栄養士 在宅ワークに関するよくある質問

管理栄養士の在宅ワークに関する質問について回答していきます。
管理栄養士の在宅ワークは未経験でもできますか?
できます。献立作成や記事執筆など、作業系の仕事から始められます。
実績がないうちは、高い単価をつけることに不安を感じる方がほとんどです。だから最初の1件は、単価ではなく「受けられそうか」で選んで構いません。
まず1件受ける、実績としてプロフィールに書く、そこから単価を上げる。この順序で進めてください。
管理栄養士が在宅で月にいくら稼げますか?
案件を受ける形では、月1〜5万円が中心です。
自分のサービスを持てば、月10万円以上も現実的になります。3〜6ヶ月のサポートを20万円で2人受ければ、それだけで40万円です。
在宅勤務OKの管理栄養士求人はありますか?
あります。ただし件数は多くありません。
特定保健指導の受託会社や、ヘルスケア企業の求人が中心です。フルリモートではなく、週1〜2日の在宅というケースも多くあります。
資格がなくても栄養系の在宅ワークはできますか?
できます。在宅ワークの多くは、無資格でも始められます。
ただし資格の有無で変わることもあります。監修の仕事は有資格者が前提になりやすく、特定保健指導は資格が必須です。プロフィールに書けると受注率も上がります。
資格は必須ではありませんが、持っているなら強い武器になります。栄養カウンセラー関連の資格の全体像はこちらでまとめています。

ブランクが長くても在宅ワークを始められますか?
始められます。
「何年も離れていたから、もう無理かもしれない」と感じる方は多いのですが、現場復帰よりも在宅の作業系のほうが再開のハードルは低いです。
人間関係もシフトも発生せず、自分のペースで確認しながら進められるからです。
変わっているのは主に食事摂取基準などの数値なので、そこだけ確認しておけば戻れます。
在宅ワークと副業はどう違いますか?
在宅ワークは「働く場所」の話で、副業は「本業を続けたまま収入を増やす」話です。
在宅ワークを副業として始めることもできます。その場合は就業規則と住民税の確認が必要になるので、記事内で紹介した副業の記事もあわせてご覧ください。

